「褒め」は人間関係をダメにする

褒めるとはタテの関係
これでは、勇気くじきとなる
ヨコの関係にいかに持って行くか

以下、岩井俊憲氏の「人間関係が楽になるアドラーの教え」からの引用です。

・「褒め」は人間関係をダメにする

「褒める」ことのディメリットを説明しましょう。

時には人を褒めることがあってもよいですが、褒めてばかりいると弊害も生まれます。

褒めることは以下の三つの問題点があります。

①褒め始めたら、やり続けなければならない

褒めて人を誘導する習慣がつくと、半永久的に相手を褒め続けなければならなくなります。

褒めるのをやめたとたんに相手は動かなくなるからです。

②褒めるレベルを徐々に高めないと効果が薄れる

最初はちょっとした褒め言葉で相手のやる気をあげることができても、そのうち要求がエスカレートしていきます。

より強く、より刺激的に褒めないと相手は動かなくなります。

③絶えず指示や管理を続けなければならない

褒めないと相手は動かないわけですから、常に相手を見続けて褒め続けなければならなくなります。

こうなると相手を操作するどころか、相手の一挙手一投足に翻弄されてしまうことになります。

どうでしょう。

子どもや部下との人間関係に悩んでいる人は、もしかしたら、外発的動機付けになれてしまい、結果的に自分を苦しめているのかもしれません。

一刻も早く、相手を勇気づけるように意識を変えることが大切です。

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