勇気を与えられる人には、苦手な人はいない

目標に向かって一歩踏み出そう
「勇気づけ」
自分への勇気づけから始めよう

以下、岩井俊憲氏の「人間関係が楽になるアドラーの教え」からの引用です。

・勇気を与えられる人には、苦手な人はいない

アドラー心理学では、目標に向けて一歩踏み出せるように他人を、そして自分を「勇気づける」ことを重視します。

そのため、しばしば「勇気の心理学」などと呼ばれます。

勇気というと何か大げさな気がしますが、私たちが苦手な人と付き合っていくための普遍的なキーワードでもあります。

英語でいう「courage(勇気)」は、もともとラテン語のcor(コール)に由来し、人間の活力を司るheart(心臓)の意味を持っています。

つまり、勇気=困難を克服する活力であり、勇気づけとは、「困難を克服する活力を与えること」ということです。

人間関係での勇気は、向こう見ずな豪胆さとはちがいます。

どんなに臆病な人でも心の奥に人とかかわろうとする勇気を持っていますし、いざというときに自分や他人を勇気づけることもできるのです。

苦手な人を少なくするためには、どうして勇気づけが必要なのでしょうか?

その理由は以下の3つにまとめることができると考えています。

①相手の自己肯定感を高められる

自分自身を嫌っている人は、自分の姿を他者に投影して、他者も嫌ってしまう傾向があります。つまり、自己肯定感の低い人とうまく付き合うには、勇気づけで相手の自己肯定感を高めるのが一番です。

②相手の信頼感を高められる

相手を勇気づけられると、お互いの信頼関係が高まります。

当然、人間関係も良好なものへと深まってきます。

逆に言えば、下心を持って相手をおだてるような行為は、相手に不信感を生むので勇気づけとは異なるということです。

③相手が他者に活力を提供できる

勇気づけた相手が元気になり、その元気を周囲の人のための提供するのは理想的な姿です。

これが勇気づけの最終的な目標ともいえるでしょう。

勇気づけには、「自分自身にたいする勇気づけ」と「他者に対する勇気づけ」の二種類があります。

ただし、自分の意思で思うとうり変えられるには、自分自身しかありません。

そこでまずは、自分への「勇気づけ」から始めることで、徐々に真の人間関係を築ける人となりましょう。

そうすることで、周囲へ「勇気を与えられる人」になっていくのです。

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