自分と相手の権利は常に平等

共同体感覚
アドラー心理学での最重要コンセプト

以下、岩井俊憲氏の「人間関係が楽になるアドラーの教え」からの引用です。

・自分と相手の権利は常に平等

アドラーは仲間の人間に関心を持つこと、全体の一部になること、人類の福利にできるだけ貢献することを重視しました。

これは「共同体感覚」というアドラー心理学の最重要コンセプトにも表れています。

アドラー心理学の影響を受けた研究者たちは、権利と責任というものを追及してきました。

権利と責任は表裏の関係にあり、同じ価値をもっています。

あなたが苦手な人とは付き合いたくないという権利を主張したときには、あなたには相手の権利を認める責任が生じます。

相手の権利を認める以上、あなたはいつも好きな人とだけ付き合うことはできなくなります。

そもそも人間関係を好き勝手に選択し続けることは不可能です。

あなたに人として生きる権利があるなら、あなたには相手を人として生かす責任があります。

あなたに仲間に入れてもらう権利があるなら、あなたには相手を仲間に入れる責任があります。

あなたに一人にしてもらう権利があるなら、あなたには相手が一人でいたいのを受け入れる責任があります。

あなたに幸せになる権利があるなら、あなたには相手が幸せになることを尊重する責任があります。

あなたが人付き合いをよいものにしようと考えたとき、一方的に権利を主張してないかを振り返えってみましょう。

人付き合いとは、常に相手に責任を負うことでもあるのを忘れないようにしたいですね。

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